最近、「エコツアー」という言葉をよく耳にするようになりました。「エコツアー」とはどのようなものなのでしょうか?
当時の環境大臣小池百合子氏を議長として2003年に設置された「エコツーリズム推進会議」による定義では、以下のように考えられています。
「エコツアー」というのは、「エコ」、すなわち「エコツーリズム」を実践する「ツアー(旅行)」のことです。そしてこの「エコツーリズム」というのは、体験を通した自然や歴史、文化の学習、観光を総称した呼び方です。自然を損なうことなく、自然のなかで学ぶよう環境に配慮するともに、観光によって地域振興を図ろうという目的もあります。
このようにエコツアーの特徴は、自然や野生動物の保全だけに限らず、地域の文化や歴史といったそれぞれの土地の個性をも尊重し、学んでいく対象として考えられている点です。
環境省は、エコツーリズムの優秀な事例をつくり、後につなげていくために、全国から13のモデル地区を選定し、支援を行ってきました。
また、エコツーリズムにおいてすぐれた活動をした団体や事業者に対しては、環境省の主催で「エコツーリズム大賞」を授与してきました。
中部地区においては、2004年度から2006年度にわたって、飯田市(長野県)と熊野市(三重県)がモデル地区選定され、支援を受けています。また、「エコツーリズム大賞」としては、過去3回の表彰で、中部地域の団体や事業者が大賞を2回、優秀賞お3回、特別賞4回を受賞しています。
岐阜県郡上市八幡町の「美山鍾乳洞」は、迷路型の鍾乳洞です。大きさは日本最大級で、深さは80メートル、東西には160メートル、南北には130メートルあります。
この「美山鍾乳洞」を舞台におこなわれている珍しいエコツアーがあります。株式会社 アウドドアサポートシステムが主催する「ODSSケイビング半日ツアー」です。専用のスーツに身を包み、ヘッドライトの明かりだけを頼りに地底の洞窟を進みます。とはいえ、経験豊かなツアーガイドがいっしょなので安心です。お子さんも、女性もちょっぴりわくわくの神秘の世界を探検することができます。
垂直の縦穴を上ったかと思うと、横穴を腹ばいで進んだり・・・途中では、コウモリや、思わず引いてしまいそうな、微生物が迎えてくれます。洞窟ならではの生き物の世界に出会える半日のエコツアーです。
場所は、岐阜県郡上市八幡町の美山鍾乳洞です。「ODSSケイビング半日ツアー」は、通年で開催されています。4月~11月までは夏ツアー、12月~3月までは冬ツアーになります。午前のコースと午後のコースがあります。
費用は、夏ツアーが8400円。冬ツアーは9000円になります。詳しいお問い合わせは、リバーベース長良川へ。電話 0575-79-9038
洞窟を這ったりして進むわけですから、くれぐれも汚れてもいい恰好でおでかけください。保険証や着替え、靴下、タオルも必要です。なお、閉所恐怖症の方は、事前に相談したほうがよさそうですね。